碧い鱗

青が好きです。魚の体を覆っている鱗の様に今の私を形成している想いでや出来事をチラチラと散りばめて書こうかと・・・

田舎の事件3

つい先日、私の田舎で事件があった。
田舎の事件の話を書いていた矢先だったのでびっくりした。

事件のあらましはこうだ。
福岡で内縁の妻と乳児の息子を殺害し、自分の実家の近くの田んぼの畦道に遺棄。
出生届けが出されていた子どもが小学校に入学していなかったため、自治体が警察に報告。
報告後4年かかって今回の事件が明るみに出た。

と言う事らしいが、ここで疑問が起きる。
出生届けが出されていれば、小学校にあがる前に何度も検診や予防接種が行われるが、検診をしない子どもに対して行政は何も思わないのだろうか?
小学校に入学していないとわかってから4年も経ってしまったのは何故だろうか?
11年前と言えば「住民基本台帳ネットワーク」が既にあり、入転出も直ぐにわかるはずで、その気になって調べれば、生まれた子どもが何処にも転出していなく、
行方不明になった事が、少なくとも三歳児検診で判ったのではないだろうか?

この手の事件が起きると、なんのためのシステムなのだろうと思う。
どんなにシステムを整備しても使う側の人間が、縦割りだなんだと言って、ちゃんと使わなければただの無駄遣いだ。
11年も土の下に埋まっていたなんて、哀しすぎるとニュースを見ていて思った。

そして、やはり今回の事件で一番思った事は、事件があった町は当然知っている場所で、複数の同級生の家の近くで、
去年には火野正平NHKの「こころ旅」で、視聴者の手紙に誘われ訪れた場所の途中の町だ。(ちなみに投稿者は同級生だった)
テレビで見たときに、火野正平の案内で国道沿いが写った。その時は「あー懐かしいなぁ、あんな上までは行った事が無かったけど、この辺りは知ってるな」
なんてのんきに録画した番組を観ていた私だ。
そんな懐かしい田舎の風景が事件などで放送されると、驚きと共に、とても哀しく思ってしまう。
加害者には会ったことは無いが、中学校の後輩にあたるらしい。それも又なんとも言えない残念な気持ちになってしまう。

私だけでは無いと思うが、自分の田舎では凶悪な事件が起きて欲しくない、嫌、起きない、と心のどこかで思っている。
心の中にある田舎はいつも美しくあって欲しいからだ。
そう書いていながらこの感情は「うちの子に限って」と思うのと一緒なのかも知れないと気づいてしまった。

結局、いつも悪いのは人間で、弱い人の心なのだろう。

そんな弱い私と、最後までこの文章を読んでくれた方に、ここで一つ、最近知った「中川昌蔵」さんと言う人の著書の中で書かれているらしい、「幸福になるためのソフト」を紹介しようと思う。
これは以前にも書いた杉山響子さんのブログの中で紹介されている事柄で、彼女のブログも同時に紹介しておく。
ちなみに私は中川氏もその著書も知らないのだが、この文にはとても惹かれていて、さっそく私もパソコンで作ってトイレに貼ろうと考えているのだ。


「幸福になるためのソフト」

一、今日一日、親切にしようと思う。
一、今日一日、明るく朗らかにしようと思う。
一、今日一日、謙虚にしようと思う。
一、今日一日、素直になろうと思う。
一、今日一日、感謝をしようと思う。

実行しては駄目です。
意識して実行すると失敗します。

「のろ猫プーデルのひゃっぺん飯 おかわりっ!」

http://ameblo.jp/podel1007/