碧い鱗

青が好きです。魚の体を覆っている鱗の様に今の私を形成している想いでや出来事をチラチラと散りばめて書こうかと・・・

緊急入院で思い出した夢の話

先日書いた緊急入院した夜の夢の話を書いていて思い出した事がある。

 

ある日視た夢

山の麓が海になっている場所

山の上には神社があるらしく階段が続いている

海は遠浅で時間は夕方なのか朝日なのかは不明な明るさ。

暗くはないけど真昼では無い感じ。

その海岸の近くに一本の細い木が植わっている。

その木の前を通るおばさん2人が「あらー大変ね〜」とか「大丈夫かしら」と話して居た

見るとその細い若木に大きなヘビが絡まっている

細い木の一番下の枝にとぐろを巻く様に

そのヘビは美しい濃いグリーンだ

光が当たって一部はエメラルドグリーンにも見える

確かに大きなヘビ、と驚いていると、そこに2匹のヘビがやって来た。

そのヘビは1匹は薄茶色、もう1匹は薄茶色に赤いマダラ模様のヘビだった。

何故だか2匹のヘビはつがいだと思った。

特に危機感も無く、悲壮感も無く、淡々とした景色だ。

私はこの風景を俯瞰でみている。

といった夢だ。

 

この話を懇意にしている杉山氏に話した。

もしかしたら何かの暗示かも知れない。

彼なら分かるかもと思ってだ。

元々自分の事はあまりよくわからない。

確実に友人や知ってる人が出てくれば分かるが、ヘビだし

きっと杉山氏に関係する何かなのではと思ったのだ。

 

話を聞き終えた杉山氏は「それは俺のじゃなくて、自分自身の方じゃないか?」と言った。

私は半信半疑ながらも「何かの暗示かしら」と電話を切った。

 

それから一ヶ月後

娘が腹痛を訴え、レントゲンを撮ると腫瘍が見つかった。

精密検査の結果、嚢腫というもので、急を要する物では無かった。

学生の為冬休みになってから摘出することになった。

 

手術前、再度レントゲンを撮って説明を受けている時に驚いた。

見つかった当初より三ヶ月ほど経っているので腫瘍がかなり大きくなっていた。

そして、レントゲンに写っている腫瘍が、まるでヘビがとぐろを巻いている様に見えたからだ。

勿論腫瘍はとぐろを巻いているわけもなく、一つの塊なのだが、他の臓器との重なりでそう見えたのだ。

私は「ああ、あの夢はこの事だったんだ」と納得した。

そして、あの2匹のヘビは私と旦那だったんだとも思った。

 

そして、今回の蕁麻疹による緊急入院。

あのマダラのヘビはきっと私だったのだ

それに気がつき、「今回の入院は決まってたのか?それとも警告をくれたのに気がつかず入院する羽目になったのか?」

と思った。

「全くの偶然」でこじつけでしか無いと思う人もいるだろう。

それでも私は、次の検査入院までにはブレスレットをお祓いして、どこかにお詣りに行くつもりだ。

気休めでも良いのです。

気が休めれば良いのですから。