碧い鱗

青が好きです。魚の体を覆っている鱗の様に今の私を形成している想いでや出来事をチラチラと散りばめて書こうかと・・・

ブログ開始にあたり・・・・

タイトルは何にしようか考えた。

夜、布団の中で「鱗」という文字が浮かび、好きな色と組み合わせて「あおい鱗」とする事にした。

そして、青でも色んな字があるのでどの字をあてようか又悩む。

気になったら何でも調べないと気が済まない私は「青」について調べてみた。

『碧(あお)は色としては青と同系だが、緑色の要素が強い青の事を指す。

「あお」と読めばより青寄りに、「みどり」と読めばより緑寄りに強調され、日本古来からある色』と有った。

更に調べると、『アイヌ語の研究者である片山龍峯(かたやま たつみね)氏によると、一説として、日本語のアオは「アフ=会う・合う」、または、その連用形の「アヒ=間(隣合うの意)」と関連した語でありアイヌ語のアフ(会)の他界観とも関連するものと捉えられている。龍峯氏によれば、アオとは黒と白の範囲の中間色を意味する「間(アヒ)」からきているとされ(龍峰氏はさらに現世と他界の中間の意についても触れている)、沖縄でも青はこの「アヒ(間)」から派生した語であるとしている。従って、大和・アイヌ琉球における「アオ」の語源の流れは同じところから派生したものと考察している』と有った。

なるほど、黒と白の中間で、現世と他界の中間という解釈はなんだか私にピッタリじゃないかと思った。そして「あお」は「碧」にする。

 

ついでに「鱗」についても調べてみる。

漢字の成り立ちとしては魚偏に、粦「リン」(「炎」と「舛」(舞う)の組み合わせて、炎がチラチラ動く鬼火の意味と、繋がる意味)で構成されていて、これまたなんだかピッタリと思った。

 

良く人は「殻」に篭ったり、「心の鎧」を纏ったりと表現されるが、私はもっと弱い小さな積み重ねが集まって心を覆っていると思っている。

だから「鱗」くらいが私を現すには丁度良い。

光の当たり具合や、角度によってキラキラ輝く事もあれば、場所によっては身を隠すことも出来る。

小さな集合体は何かに傷つけられても、数枚剥がれたとしても何とか耐えられる。

弱いようで強い、強いようで儚い。そんなイメージの「鱗」を書いていこうと思う。

ああ、「リン」を使う漢字には「隣、燐、麟、憐」がある。

出来ましたらいとおしんで読んでもらえたらと願う。